くるみなの森
人が集い、笑顔になる
笑顔が集まる森
くるみなの森
市街地からさほど離れていない場所に「当麻山」はあります。標高263メートルと非常に小さな山ですが、自然にあふれ、その環境を満喫できる施設が整備されています。私たち当麻町民にとって当麻山は幼い頃から慣れ親しんだ「里山」。この山で遊び、自然を学びました。
〝これからも当麻山にたくさんの人が訪れ、笑顔あふれる場所であってほしい〟。そんな願いを込めて、当麻山の愛称を「くるみなの森」と名付けています。クルミナはアイヌ語に由来しており、クルは「人」、ミナは「笑う」を意味します。訪れた方が笑顔になる場所であってほしいと願っています。さらに〝くるみな〟はその読み方から〝みんなが来る(来る皆)〟という意味も持っています。
多くの人でにぎわい、笑顔のあふれる場所、それが当麻山「くるみなの森」です。当麻山の麓にある木育拠点「くるみなの散歩道」と「くるみなの木遊館」、花育拠点「くるみなの庭」の名称もくるみなの森に由来したもの。町民の心のふるさとである当麻山は「食育 木育花育」の体験活動の場としても活用されています。
展望台
くるみなの森を1周する、くるみなの散歩道は当麻山の登山道にもつながっています。徒歩20分ほどの登山道は、樹木が生い茂り、さわやかな汗をかきながらの軽登山を楽しめます。秋は当麻町お勧めの紅葉スポットでもあります。
登山道の終着点には町の景観を一望できる展望台があります。四季折々の表情を見せる当麻町の街並みをぜひご覧ください。秋が深まった早朝には、雲海を望むことも可能です。冬期間は閉鎖していますが、有料でスノーシューによる登山体験も行っています。
フィールドアスレチック
くるみなの森の中にあるフィールドアスレチックでは、自然を感じながらのびのびと遊ぶことができます。30
種類のポイントは、緑の中に馴染むよう丸太やロープ、ネットなどシンプルな材料でできています。非常に簡単なものから、非常に難易度の高いものまで、さまざまなコースを用意。幅広い年齢層にお楽しみいただけるように設定しています。またポイントそれぞれに、当麻にちなんだ名称が名付けられているのも特徴です。
キャンプ場
自然の中で楽しむアウトドア。アウトドアと言えばキャンプ。くるみなの森の中にあるキャンプ場は、存分に自然を満喫しながらアウトドアも楽しめるエリアです。炊事場やトイレも設置しているので安心。バーべキューハウスでは大人数での焼き肉も可能です。また真向かいには温浴施設「ヘルシーシャトー」もあるのでお風呂の心配も無用。マットや毛布の貸し出しも行っています。冬期間は冬キャンプ場としても開放しています。
パピヨンシャトー
くるみなの森の中にある「世界の昆虫館パピヨンシャトー」では、世界中から集めた昆虫の標本1万点を展示しています。ネーミングのとおり蝶の標本は特に充実しており、中には希少価値の高い標本も…。鮮やかな色合いや特徴的な形は、自然界で生き抜くために必要なものであり、その説明も詳しく表記されています。また館内には生態観察室も備えており、生き生きと暮らす昆虫の姿を間近に観察できます。
くるみなの庭
〝美しい花や自然を五感で感じてほしい〟。そんな願いから花育の拠点「くるみなの庭」は生まれました。当麻山の麓にある〝ファミリーガーデン〟くるみなの庭には100種以上の花が咲きます。その全てが多年草植物。同じ株から毎年、花を咲かせる多年草は春に芽を出し、夏に花を咲かせ、秋には次の年に向けて休息をとります。1年をかけて変化する姿は「花が生きている」ということを教えてくれます。くるみなの庭のコンセプトは「発見・冒険・体験・創造・好奇心」。ガーデン内には、山の麓という地形をくるみなの庭生かし小高い丘や、その下を通るトンネル、背の高さまで伸びるグラス迷路、ツリーハウスなどを整備しています。かけっこ、かくれんぼ、昆虫採集…、子どもたちが自由な発想で遊べる場でもあります。さらにクライミングウォールも設置。スタッフが常駐しているので安心してボルダリングを楽しめます。
美しい花や自然の中で遊ぶことにより、豊かな感性が育つと考えます。季節を通して訪れ、花の生命に気づくことは優しさや思いやりの心が養われると考えます。大人も美しい景観の中、子どもが元気に走り回る姿に心癒されます。時には童心に返り思い切り遊ぶことも良いかもしれません。くるみなの庭は子どもも大人も笑顔になる場所です。
ここでは実をつける植物も育てています。ぜひ摘み取り、その味わいを感じてください。また多年草であるため花を摘み取ることもできます。目で花の美しさを感じ、耳で風にそよぐ花の唄を感じ、肌で花の柔らかさを感じ、口で実りの味を感じ、鼻で香りを感じる。五感をフル活用して花や自然を感じてください。
くるみなの散歩道
町民の里山である当麻山は、中心市街地にポッコリとある小さな山ですが、木が生い茂り、その下にはたくさんの動植物が暮らしています。「くるみなの散歩道」は、この当麻山を1周する約3㎞のフットパス。自然界に生きる樹木の命を感じていただくための木育拠点です。
風と鳥たちの唄を聞き、おいしい空気をいっぱいに吸い込む。森林浴を楽しみながら、木の命の力強さと優しさを感じてください。
くるみなの木遊館
くるみなの木遊館は、生活の中に使われている木を感じていただくための木育拠点です。柱や梁の構造材に町産木材を使用した木育広場には木製遊具を配置。また窓越しからは隣接された木工加工室での木材加工を覗くことができます。木工体験室では、クラフト教室なども開催しています。施設内にあふれる木の香りと触感で、樹木の命の温もりを感じてください。